先日、秩父銘仙工房見学ツアーへ参加しました。このツアーは「きものサローネ」で知り合った秩父太織の作り手さんが教えてくださったものです。
埼玉県秩父市の伝統産業である織物産業の振興を図るためのツアーであり、秩父市雇用創造協議会の主催でした。
さて、お訪ねした工房さんは…
まずは地域で一番大きな規模で生産されている「逸見織物」さんです。工房の中に一歩入ると自動織機が織り上げていく大きな音が響いてきます。
↑ 織機は本当に最終段階。まずは糸つくりからです。
後継者の恭子さんがデザインされたというドット柄の銘仙がカワイイです。アンティーク柄も素敵ですがこちらはNew銘仙でしょうか。
次は「ツグミ工芸舎」さんへ。
ツグミ工芸舎さんには心のこもった工芸作品がならんでいました。
建物もとても趣があります。
こちらでは秩父太織のショールや銘仙生地のワンピースなどもありました。
↑ 秩父太織は一見すると糸が太くてズッシリとした織物かと思いきや…フワッと軽くとても柔らかいです。見た目とのギャップに驚きます。絹を解した真綿からつくられるので柔らかいのも通りですね。
秩父太織のすごいところは繭も秩父産(現在秩父にはまだ14軒の養蚕農家さんが残っているとのことです)。そして糸作りから織りまで全行程を一人の創り手さんが行うところです。
まさに秩父という土地がつくり出す織物でした。
そして、次は秩父銘仙館へ…
その前に、、、
お昼にいただいたお蕎麦です。クルミをすってその中につゆをいれます。これが美味しい!
昔、クルミダレでお蕎麦を食べたことはありましたが、こちらの方はサッパリつゆとクルミのカリッとした食感が美味しいです。
それと秩父名物「みそポテト」
じゃがいもの天ぷらに甘辛みそがかかっています。初めて食べましたが とてもツボでした!